渋谷手帖(Shibuya note)

秦野市在住のデザイナー・Shibuyaのライフスタイルブログ。暮らしを彩るデザイン、ポテト、ハーブ、エッセイ、レシピなどを紹介します。

今、ネットでレシピを見る人も載せる人も知っておきたい著作権のことなど3つのこと

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このブログもそうですが個人のウェブサイトにレシピを載せたり、クックパッドのような料理サイトにレシピを公開している方は多いと思います。この記事ではそんなレシピを扱う方に向けて今知っておきたいことを3つ書いています。

 

1.レシピには著作権が無い

1つ目は著作権に関して。

僕もこのブログでシンプルなレシピを紹介していますがレシピに著作権はあるのだろうかと思って調べてみたところ、基本的にレシピは著作権で保護されないことが分かりました。Wikipedia著作権の対象になる著作物のページではこう書かれています。

著作物とは、日本の著作権法の定義によれば、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」である。要件を分解すれば、次の通りである。「思想又は感情」「創作的」「表現したもの」「文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」

レシピの「作り方」は創作物ではありますがこれはあくまでアイデアと同じように誰でも思いつく可能性のあるもので創作性が低いと判断され、基本的に著作権で保護はされないようです。

ただし、レシピの一部である写真、文章自体の「表現」に関しては著作権で保護される場合があります。たとえば誰かのブログで公開されている料理の写真、レシピの文章をそのまま無断で転載した場合などには著作権違反の可能性があるようです。

 しかし、実際にはレシピの「作り方」が著作権で保護されない以上、悪意のある人物がどこかで見たレシピを自身のアイデアによって作ったレシピとして公開してもそれを著作権違反だと判断するのは難しいようです。

*参考

https://www.j-cast.com/2016/02/20258690.html?p=all

http://shou-law.com/?p=498

https://www.bengo4.com/houmu/17/1263/b_413639/

 

2.レシピ通りに作っても美味しくないときには理由がある

2つ目はレシピを作る上で理解しておくべきことについて。

有名なシェフが書いた本やウェブサイトなどで人気のレシピの通りに作ってみてもどうにも美味しくないということはあると思います。こういうときうまくいかない理由はいくつか考えられますので頭の中に入れておくといいことを紹介します。

1.調理環境の違い

 そのレシピの料理が作られた環境とあなたが料理を作っている環境は違います。レシピは同じでも気温、湿度、調理器具の設備には違いがあるはずです。僕の体験した例では、レシピでは180℃の油で揚げ物がカリッと揚がるはずなのに実際に自分の家のキッチンでは200℃の温度にしないと満足に揚がらないことなどがありました。

2.食材の違い

じゃがいもはじゃがいもでも、品種、産地、出荷されてからの日数の違いによってもちろん味も異なります。味付けに必要な塩、こしょうのような一般的な調味料もメーカーが違えば味も異なります。

3.最初は美味しくならないもの

 上記の2つは余程味に敏感で繊細な舌をお持ちのかた以外なら気にならない場合が多いかもしれません。その他に考えられるのは単に作った自分がどこかで失敗をしている可能性があります。ですが、レシピを見ながら作るはじめての料理というものは段取りも上手くいかず、難しい料理であるほど最初はそんなに美味しくは作れないものです。失敗したとがっかりするだけでなく、どこが悪かったのかを確認してもう一度作ってみたらおいしくできるかもしれません。

4.レシピに問題がある

これはあまり考えたくありませんが上記の3つ以外に問題があるとすれば、そのレシピ自体に原因がある可能性があります。レシピを作成した人が書いた食材の量、調味料の分量がいい加減だったりするようなケースは稀にあると思います。また、誰でも気軽にレシピを公開できる今だからこそ一見普通の投稿レシピが並ぶ中にも悪意のある投稿が紛れている可能性もあります。レシピを探しているときというのは大体すぐに作る必要があって深く調べないで作ることも多いと思いますが、できれば自分が作るレシピについて何か情報があるか探してみましょう。自分、または自分以外の大切な誰かが口にするものですからその必要はあるはずです。

 

3.要注目Tasty、クラシル、デリッシュキッチンなどレシピ動画メディアの存在

最後は今話題のレシピ動画について。

最近、レシピ動画業界の競争が熾烈です。テレビをはじめとしたメディアに取り上げてもらうこと、CMを公開したりすることでその影響力は日に日に高まっています。もとから料理に関する広告はテレビで発信するととても効果があることもあり既にテレビでみて知ったという方も多いと思います。

Tasty Japan、クラシル、デリッシュキッチンなどの3社は、作り方から材料までを1分程の動画にまとめた動画(別途テキストレシピ付き)をメインコンテンツにしています。

レシピ動画の強さはやはり実際の作業手順をみることができる点です。前述した通りレシピを作る際というのは段取りがうまくいかない場合がありますが、短い動画で手順を1度確認するだけでも実際の作業は驚くほどスムーズに進みます。料理の経験があまり無い方もそうでない方も一度試してみるとその便利さを感じると思います。

さらにこれらの短いレシピ動画はユーザーのちょっとしたすき間時間に動画を見てもらうことも想定しているようです。すき間時間の使い方は今ではSNSを見る方が最も多いのでSNSでおいしそうに見えるシズル感(*その料理らしさ)を含んだレシピ動画をタイムラインに投稿することで見るメディアとしての存在感も高めています。これからそれぞれがどのような違いを作っていくのかも注目です。

 

今ではレシピはウェブサイトでも本でもどこでも見ることができますが自分が探している最適なレシピというのは見つけるのが非常に困難になっています。これからはより誰が(どのブランド)が紹介するものなのかが重要になり、そのレシピの価値を高めていくはずです。

後記

僕のブログではポテトやハーブを利用したレシピをこれから増やしていきます。そのうち作ったものを販売とかできたらいいなあ。