渋谷手帖(Shibuya note)

秦野市在住のデザイナー・Shibuyaのライフスタイルブログ。暮らしを彩るデザイン、ポテト、ハーブ、エッセイ、レシピなどを紹介します。

#05 線路沿いの親子

このエントリーをはてなブックマークに追加

f:id:Autsby:20170503153621j:plain

 

 

僕の家から最寄りの駅に向かうルートは2つある。ひとけの殆どない線路沿いの道か、ひとけのある(相対的に)一般道路を通るどちらかだ。どちらも駅までの距離は大差が無いけれど線路沿いの道の方が日当たりがよくて今の季節は暖かいから僕は晴れた日は大体この道を通る。

休日になると線路沿いの道には電車が通るのを見に親子で散歩をしている人たちがよくいて、たまにこういう人たちの中には僕に挨拶をしてくれる人がいてきもちがいい。

 

数日前の少し肌寒い日に線路沿いの道を歩いていると若い奥さんと3-5歳くらいの男の子がいた。男の子は電車が来るのを待っているのだろうか線路を眺めていて、奥さんは鉄道柵にもたれかかりスマートフォンをみていた。僕が近くを通ろうとすると奥さんが画面から顔をあげて「こんにちは」と挨拶をしてくれたので僕も挨拶をかえした。いい気分で通り過ぎかけたとき、奥さんが男の子に「スマホの充電が切れたからもう帰ろうよ」と言った。僕は心の中でなんでやねんと思った。

 

僕も小学生になる前より小さいときは電車の好きな子どもだったから、たまに親と線路沿いを散歩していた記憶が少しだけある。(今は電車を見ても何とも思わないけれど、子どもはどうして電車が好きなんだろう)でも僕の子ども時代の場合の帰る理由はだいたい暗くなってきたからとか、寒いから、疲れたからとかだったはず。僕の時代はこうだったと言って是非を問いたいわけではなく、単純に「スマホの充電が切れたから帰る」という理由がものすごく現代感があって、僕の過去には無くて、おかしくて、聞いたときはとっさになんでやねんと思ってしまった。

 

f:id:Autsby:20170503153951j:plain

 

でもやっぱり子どもからしたらせっかく好きなものを見に連れてきてもらったのにそんな理由で帰ろうと言われたらたまったものじゃないかもしれない。疲れたとか暗くなってきたなら仕方のないことだからしぶしぶ理解できるけれど「スマホ充電切れた」と言われてもしらんがなと思うかなあ。

 

 *なぜ?:子どもが電車や乗り物が好きな理由 - 渋谷手帖:SHIBUYA NOTE