渋谷手帖(Shibuya note)

秦野市在住のデザイナー・Shibuyaのライフスタイルブログ。暮らしを彩るデザイン、ポテト、ハーブ、エッセイ、レシピなどを紹介します。

#01 デザイナーの本屋のまわり方

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僕は本屋によく行く。1週間のうちの半分は足を運んでいると思う。

ただ、毎回長く入り浸っているわけではない。入ってすぐに出るときもあれば1時間以上かけてうろうろしたり立読みすることがある。

 

一人で本屋に入るときは行ったことのある書店であろうとなかろうと、まずは一通り店内のコーナーをぐるっと回ってみる。(フロアが別れている大きな書店ならフロアごと)

そこで目についた読みたい本をいくつか頭の片隅にストックしておいて、回り終えてから順に各コーナーを今度はゆっくりと回っていく。

 

出版社別の小説棚、ライトノベル棚、教養書棚、男性情報誌棚、女性情報誌棚、生活誌棚、文芸誌棚、マンガ棚、実用書棚、絵本棚、そして、ランキング棚。(さすがに参考書棚は回っていないことに今気づいた)

 

僕はこれまで、女性誌に目を通すなんてことはしなかったけれど(大半の男は女性誌を読まないのが普通だろう)、ほんの少しでいいから自分の中の好奇心を働かせて自分の興味の外の情報を得ることで、少し良い体験を得ることができる。

 

僕がこの本屋の回り方をするようになってから、様々なものの流行の移りかわり、逆に流行に左右されないものがうっすらとみえてくることに気がつくようになった。

また、自分の好みや考えとは異なる様々な書き手の意見を読むと、こんな考え方があったなんて驚きだ、すごい!賛同はできないけれど、こういう考え方があってもべつにおかしくはないよね。だって一人一人違うのは当たり前なんだから。

などと、あたかも聖人になったかのような心の広さを得ることもできた。(他人の意見をとりあえず聞くことは重要なことだった)

 

気がついたらこんな回り方をするようになっていたのだけれど、きっかけはデザインの勉強をするようになってからだと思う。

 

デザインを学びはじめた僕は、「とにかくデザインされたものに触れて体験すること、先人のデザイナーの思考を学ぶこと」を目的にもとから足をよく運んでいた本屋を、デザインに触れる場所にした。

 

何しろ、書店に置いてある本たちはグラフィックデザインのお手本だった。

視覚的な手本としてはもちろん、デザイナー著の教養書を読めば考えを知ることもできたからだ。

 

今では以前ほどこれらを意識して本屋を巡ってはいない。それはもう身についた感覚だと思っているから。

 

むしろ今では、ここで文章を書きはじめたこともあって、純粋に面白い本、文章、一節と出会うことにわくわくして本屋でぶらついている。